- 作者: 戸田智弘
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/07/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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評価:8点
このところ、自分の将来について悩むことがあって。タイに行く飛行機の中で、こんな本を読んでみた。
・自分のキャリアを考えるときは、「娯楽」「趣味」「特技」は分けて考える。「趣味」は「特技」に変わる可能性があり、「特技」を「仕事」に進化させて行くことが「好き」を仕事にして行くということ
・「理想」と「現実」はワンセット。現実を見据えない理想、努力を放棄した理想、妥協のない理想は、妄想や空想に過ぎない。
・「この山を登りたい」とはっきり言えない人は、ひとまず山登りの計画は棚に上げて近くにあるいかだに乗って激流を下ってみる。その中で、自分の可能性と限界を思い知ることができる。その時期は30歳〜40歳ぐらい。
・とりあえず目次だけ決める。そこから書き始める。企画書と一緒。
・プランド・ハンプタンス・セオリー・・・自分の方から何かを仕掛けて予期せぬ出来事を作り出していこうという意思が必要。①キャリアの選択肢を決め過ぎない②幸運を作り出すために行動する③夢に向かって少しずつ試してみる。
⇨セレンディピティを見つける。
・「やりたい仕事」をするために「やりたくないこと」を我慢できるか。
・自分に与えられた条件をまずは受け入れること。そしてその条件のもとで自分の仕事をデザインしてみる。それは「普通の人生」かもしれないが、私にしか送れない人生という意味で「特別な人生」である。
・真似をして、真似をして、どうしても真似できないところまで達した時に、初めてその人の持ち味が出てくる。何を真似るかという選択肢は無限大。それを嗅ぎ分ける嗅覚が独自性になる。
・正しいことをしたければ、偉くなれ。
・夢を叶える、とは言え毎日は地味なものだ
・才能とは継続する情熱のこと
・自分というのは、自分の周りにいる他者との関係性によって成り立っている。=才能は人と人とのコミュニケーションの中にある。
・心の豊かさ=関係の豊かさ
多分、自分にとっての働く理由って、結局は「社会との関係性を得る」ためだと思うんです。それが最低限あって、そこに金銭的な対価を得るだとか、自分の仕事で社会に貢献するだとかあるんだけど。
そう考えると、僕は、いろんな世界を見るために社会に出た。
今の会社は、色んな世界を見る機会があるだろうか?
更に言えば、自分の興味のあることができるだろうか?
豊かな関係性は築けているだろうか。
今の自分が、今の環境を離れる理由は見当たらない。