名越康文:心がスーッと晴れ渡る「感覚の心理学」

 

 評価:8点

 

前著「瞬間の心理学」の続編。

ブックオフの100円コーナーで見つけて、僕はこちらから読み始めてしまったんですが名著です。

 

・心は自分ではない=切り離して観察すべき対象

・「内発感覚」を得やすいお寺や神社を活用する

・「祈る」・・・依存するのではなく、自己を見つめ、「今、ここ」を見つめ、心を落ち着かせるため

・自己との対話を毎日心がけることが重要

=「心を落ち着けること」

=答えのない現実に、柔らかに対応できる冷静さをいつもキープすること

・自分が幸せでいるためには「爽やかさは他人が作るものではなく、自分が作るんだ」ということに必然的に行き当たる

=本来の自分は爽やかであるということをベーシックな認識として、いつも忘れないように

・月輪観という伝統的な瞑想法

http://jyoryuzi.aki.gs/jyoryuzi20/kokoro/gathirin.html

・仏教というのは究極、全てを捨てるということ

・「感謝」という心の状態を何度か、できれば多く経験してみる

 =対象を限定せずに手を合わせてみる(今日の天気、鳥のさえずりなど)

・寝る前に3分でも良いので瞑想する習慣をつけてほしい

 

名越康文:心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」

 

心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」  角川SSC新書

心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」 角川SSC新書

 

 評価:8点

 

読了後に、自分の中のモヤモヤがクリアになった気がしました。

また後日読み返したい。

 

・虚無な心の拠り所として、日本には宗教が根付いていない

・戦前の日本では、自然な形で宗教性が民衆の間に浸透していた

 →お坊さんや村長など「徳のある人」がワンランク上の価値観を語り、実践をしている

 →かつての日本社会には全体の調和を支えるものとして存在していた

・人間の充実感は、「過程」の瞬間にしか得られない

 →「今、ここ」の過程に集中する=ストレスから逃れる唯一の方法は集中力を高めること

 →朝起きてから1時間の間にどれだけ意識を上げられるかが重要

・心が解放された感覚を知っておく

 →この感覚を覚えておくと、ジャックが繋がりやすくなる

・うつというのは、ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいる状態

 →「頑張る」をそういう状態だと履き違えてしまう人がいる

・外的な事実ではなく、自分自身で生産しているものに翻弄され続けていることが、実は人間の精神活動の根本にある

 →頭の暴走を食い止めるには、意志の力しかない

・心の幸福を保つためには、「こだわらないこと」が一番肝要

・「これもまた過ぎ去る」・・・幸福も悲しみも過ぎ去る=今、ここに集中する

・コミュニケーションがうまくいかない時

 →自分の中のネガティブな思考、怒りや暗い気持ちをことごとくカットしていく。地道にやる

 →はるか上空から、神様や仏様のような視点で見るイメージを作る

・「所詮、ただの仕事だ」と思い直すことが重要

 →人生を幸福にするための仕事。「普通に構えていこう」としっかり自分に呟いてみる

・「これをやりたいから独立した」という人は少ない。「まず独立したい」という欲求があって、そのあとで仕事を探している場合が多い

・地獄は自分の心の中にある

今週の雑感171126

■マラソン走りまくり

10/29は台風の中、手賀沼エコマラソン。

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11/12は世田谷マラソン

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で、最後は11/19の上尾マラソン

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痛感したのは、上尾、やっぱり凄く良い大会だなと。今回2回目ですが。

地元の声援も熱く、道も走りやすいし途中ゴルフ場の間を抜けてくとことかも面白い。

さらに最高なのが、りんごとキウイ食べ放題。

適度なローカル感で個人的に大好き。

 

■某社ファミリーセール

Jという会社のファミリーセールに行って来た。

トータル3万円ぶんくらいの服を買ったんだけど、自分でこんな高い服買うのは本当に久々。

少し季節外れの服もあるけど、良い服を着るとなんだか気持ちよい。

 

■アシックスの革靴を購入

5,000円だったんだけど、どんなもんなのか・・・

 

■ドライバーが急に打てるようになった。

今日、何故かドライバーが飛ぶようになった。

原因は、ヘッドの開き方にあった。ユーティリティーも同様。

あとはパターが安定すれば尚良しだな。

 

■毎朝お祈りするようにした

最近、毎朝お祈りをしている。

精神的に凄く脆い状態の中、とある本でお祈りすることの効用を知り実践している。

確かに、うちの婆ちゃんも昔は神棚に向かって(「龍神様」といっていた)毎朝お祈りしていた。

鳥羽の海女だって、ドーマンセーマンという変わったおまじないを毎朝行なっている。

祈りは、本来、日本人の生活の日常にあったはずだった。

 

そしてこの前、ドキュメント72で東京のモスクを紹介していたのだけど、イスラムなんかは本当に宗教と人生が非常に近いところにある。

これはイスラムに限ったことではない。

欧米だってアジアだって、皆信仰の上で生きている。

それが人生を生き抜く強さになっているに違いない。

 

こう考えると、日本には宗教が無い。むしろ、宗教=胡散臭いような傾向さえある。

だから、祈りも無い。

指針とするものもなく、不安定な心を鎮めるものもない。

日本人には、宗教が足りない。

 

今週の雑感171105

自己啓発本を読んで気づいたこと

色々な本を読んで、ある共通項があることに気づいた。

①ポジティブシンキング

②セルフイメージの重要性(自信があるように振る舞う)

③呼吸法(あるいは瞑想)

④とにかく行動

⑤未来を予測するよりも、今、ここを生きる

まだまだ見つかるだろうから、おいおい追加していくことにする。

 

■高校の同級生との再会

先日、高校の同級生八人くらいと会う機会があった。

みな、様々な人生を歩んでいるんだけど。

結構皆くたびれてきてて。

そんな中、徳島にいる奴が一番元気良くて明るかった。

東京にいると疲弊するのか。

それとも、そいつだけの問題なのか。

 

■ドライバーとユーティリティーを購入

2回くらい練習に行ったんだけど、以前よりも楽しくなってきた。

これでパターとサンド以外は全て自前のクラブになった。

ユーティリティは、どこで使うのかがいまいちよく分からない。

 

■Go Well

最近、気に入っている言葉。

 

 

 

今週の雑感171105

自己啓発本を読んで気づいたこと

色々な本を読んで、ある共通項があることに気づいた。

①ポジティブシンキング

②セルフイメージの重要性(自信があるように振る舞う)

③呼吸法(あるいは瞑想)

④とにかく行動

⑤未来を予測するよりも、今、ここを生きる

まだまだ見つかるだろうから、おいおい追加していくことにする。

 

■高校の同級生との再会

先日、高校の同級生八人くらいと会う機会があった。

みな、様々な人生を歩んでいるんだけど。

結構皆くたびれてきてて。

そんな中、徳島にいる奴が一番元気良くて明るかった。

東京にいると疲弊するのか。

それとも、そいつだけの問題なのか。

 

■ドライバーとユーティリティーを購入

2回くらい練習に行ったんだけど、以前よりも楽しくなってきた。

これでパターとサンド以外は全て自前のクラブになった。

ユーティリティは、どこで使うのかがいまいちよく分からない。

 

■Go Well

最近、気に入っている言葉。

 

 

 

馬田隆明:逆説のスタートアップ思考

 

逆説のスタートアップ思考 (中公新書ラクレ)

逆説のスタートアップ思考 (中公新書ラクレ)

 

 評価:10点

 

この本は、ほぼ全ページドッグイヤーしてしまったほど、目からウロコが落ちまくりの一冊。

何度でも読み返したい。

 

・スタートアップ:短期間で急成長を目指す一時的な組織体

 →着実な成長を目指すものは「スモールビジネス」

■アイデア

・スタートアップの優れたアイデアとは不合理なアイデアである

 →「賛成する人がほとんどいない大切な真実」を選ぶ必要がある

 →ただし、ほとんどの悪く見えるアイデアは、単に悪いアイデア

 →アイデアそのものの良し悪しではなく、「なぜ今(why now)」を説明できる必要がある

・難しい課題の方が簡単

 →周囲からの支援が受けやすくなる/優秀な人材採用につながる/競合がいないマーケットに進出できる

・面倒な仕事の方が簡単

 →今はまだ面倒な仕事に着目して、それを技術などで改善できればスタートアップの有効なアイデアになる

・新しくも小さな領域を積極的に切り開いて、いち早く独占することが急成長の要諦

・スタートアップのアイデアは、考え出すものではなく気づくもの

ベンチャーキャピタルはヒットを頻度よく狙う投資ではなく、ホームランを狙うビジネス

・スタートアップの良いアイデアは、みな反直感的で、周りの理解を得難いものである。だからこそ、周りからなんと言われようと、自分が続けられるようなアイデアであるかどうか、ビジョンやミッションがあるかどうかという拠り所が必要

Googleは初めての資金調達を行うまでに350回のピッチを行なった。

 

■戦略

・勝つことではなく、「競争」を避けて「独占」すること

 →独占には「素早さ」が必要

 →小さな市場を選ぶこと:大企業は合理的判断で破壊的イノベーションに対応しない

・未来を予測するにはアイデアより、人に着目すること。新しいアイデアを持つ人たちとなるべく交流すること

・「競争は負け犬のためのもの」

先行者利益よりも「終盤を制すること」

 →Facebookは10番目に登場したSNSGoogleは13番目に生まれたサーチエンジン

・独占的にお金をもらうには、「独自の価値」を「独自のやり方」で作るという二つの条件を同時に満たすこと

・「何をしないか」を決める(ex QBハウス

・戦略は、顧客とのやり取りの中で生まれることが往々にしてある。

 →顧客との接点である製品をいち早く市場に出すことが有効

 

■プロダクト

・会社が潰れる原因は、お金の残っている間に顧客のほしい製品を作れなかったこと

 →良い製品があれば、採用・資金調達・PR全てが簡単になる

 →何よりも良い製品作りを優先する必要がある

・「人の欲しいものを作る」を念頭におく

 →顧客の意見をそのまま聞くことに加え、インサイトを汲み取る

・どうやってリスクを素早く排除していくか

 →スタートアップにとって最も重要な資源は時間

・多数の好きより「少数の愛」

 →とにかくシンプルなものを早くローンチする

 →あえて「スケールしないこと」泥臭いことを長く続けることが重要

  顧客と直接接することで、顧客からの愛を獲得し、新しいアイデアを得る

・最もきにするべき指標は成長率。そしてモメンタム(勢い)。

 一度モメンタムを失えば、驚くほど簡単に従業員の心は離れていく

・セールスも製品開発の一つと捉える

 →顧客の課題を聞く

 →スピードとフォローアップが重要

 

■運

・起業家はリスクのポートフォリオを持つ

・適切なタイミングまで待つ

・バーベル戦略:投機性の高い部分に賭けながらも、超安全に多くをかけることになる。

・運はコントロールできないが、挑戦の「回数」と「速度」はコントロールできる

 

■キャリア

・バーベル戦略を自分の時間投資に当てはめて、時間の9割は安全で堅実なキャリアに、残り1割を積極的に投機的な時間に賭ける

・もしスタートアップを始めるのであれば、できるだけ会社化を先延ばしにする

・まずは何かをはじめてみる。

大平信孝:本気で変わりたい人の行動イノベーション

 

本気で変わりたい人の行動イノベーション

本気で変わりたい人の行動イノベーション

 

 評価:6点

 

セルフイメージの高め方について興味があった際に読んだ本。

欲望に忠実に、とはまさしく自分に欠けていたもの。

 

アドラー心理学:どうすればもっと上手くいくのか

 ↔︎フロイト心理学:なぜ上手くいかなかったのか

・「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるもの」

・行動イノベーション・・・「欲望はなんなのか?」を知ることから始まる

 →欲望をつなげるとビジョンになる。

 →自分の欲望を知るには、自分と仲良くなる感覚が必要

・具体的なアプローチ:

 ・夜寝る10分前と、朝起きて10分後にセルフトークを行う

 ・「本当はどうしたい?」と自分自身に問いかける

  →食べる物でも良い。自分自身の欲望を否定しない。

・「大切なことは、何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うか」