ケリー・マクゴニガル:スタンフォードの自分を変える教室

 

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

 

 評価:8点

 

胡散臭いタイトルとは裏腹に、なかなか面白い内容でした。

特にライセシングのあたり。

 

・瞑想は前頭前皮質の血流を促進するため脳の潜在能力を最大限に引き出すには最も手っ取り早い

・呼吸を遅らせれば自制心を発揮できる

→1分間に4回から6回までに抑える

・運動すれば脳が大きくなる

→自己コントロールのための驚異の薬

→5分間のグリーンエクササイズでも効果がある

・体にリラクゼーション反応を起こす

→仰向けに寝て膝の下に枕を入れて足の方を高くする。目を閉じ何度か深呼吸する。5分から10分

・意志力は限られた資産

→使うたびに徐々に減る。朝が最も意志力が強い状態

・肉体の疲労は、脳が体を騙すための策略

・モラルライセシング

→人は何か良いことをすると、いい気分になる。多くの場合、悪いことをしても構わないと思ってしまう。

 ※過去に寄付して気持ちよくなった経験のある人は、ない人に比べて6割も寄付金が少ない

→しようと考えただけで、した気になってしまう

→良いことをしようと思いついただけで、正しさに対する判断が甘く曖昧になってしまう

→少し進歩しただけで慢心しがちになる

→「なぜ良いことをしたのか?」を考えれば姿勢が変わる

・自制心を発揮したいと望むなら、自己批判はかえって逆効果

・どんな欲望に対しても必ず10分は待ってみる

・「将来のことを考える」だけで効果がある

→将来の自分とのつながりが強くなれば、どんな意志力のチャレンジにも効果が現れる。