評価:6点
著者の方々には非常に興味があるんだけど、いかんせんそれぞれの文章量が少なすぎて物足りない感がある。
けど最近色々な本を読んで思うのは、「今、ここ」に集中することの大切さ。
先を読もうとしたり、過去の棚卸をしようとすることに、あまり前向きな意見はないってこと。
■岩瀬大輔
・起業家と会社員の大きな違いは、世界観の違い。「仕事は自分たちで作っていけばいい」と思っているかどうか。
・経済や外交などマクロのことを憂いていてもしょうがない。今目の前にあることをがむしゃらに頑張る。
■飯田泰之
・新たにビジネスを始める時、これまで自分がやってきたことが生かせないような職種や業態で起業するのは無謀。
■古市憲寿
・人との繋がりは弱くて良い。
・足りないものを求め、できないことを無理してやるよりも、得意なことを伸ばしていく方に力を注ぐべき。
・強みは自分で作る・・・ニッチなところ、頑張れば一番になれそうなところを狙う。
・マネジメント能力は、業種を選ばない。違う業界に移っても、過去の経験が活かせる。
■為末大
・5年後を、仮決めのコンパスで指し示す。元LINEの森川社長の言葉。「計画を立てることは全て破棄した」→計画を立てるのは無駄だし、未来を予測することがおこがましい。自分が行きたい方向性だけ仮決めする。
■田端信太郎
・どこの業界やどこの会社に所属しているかを重要視するのではなく、ミクロな当事者としての自分が、そこでどのような実績を積み上げていくかという意識を持つことが重要。
・座右の銘は「踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら踊らにゃ損、損」→評論家にならず、行動すること。流れに乗ってみること。
■加藤嘉一
・中国の若者は、自分たちの生存に関わる危機感を強く意識している。将来どうなるか分からないからこそ、「今、ここ」に集中する。
・さとるな!当事者意識を持ってあがけ!諦めていたら何も変わらない。当事者として関わっていく意識を持つこと。オーナーシップ。