名越康文:毎日トクしている人の秘密

 

毎日トクしている人の秘密 (PHP文庫)
 

 評価:8点

 

名越先生の本は、間違いないです。

 

・「幸せ」の一つの定義として「その人の社会的なミッションを果たしていくことが、それほど億劫ではない状態である」ということ

・不幸よりも、不安が問題

 →人生で一番辛いのは「不安」

 →「不安」とは「怒り」

 →「不安」を消すには「今ここ」に集中すること=まずは5%削減から

・二者択一のキャリアではなく、「大きな地図を描く」こと

 →非常に遠大な時間感覚の中でミッションを実感できる人は、目の前で起こる幸不幸にあまり左右されなくなる

 →瞑想の主たる目的は、「今」を広げていき、大きな時間軸の中に身を置くことにある

 →不安に駆られた行動には客観性がない

・不条理を受け入れ、楽しむ必要がある

→不条理がある=不安になる=予防線を張る、はナンセンス

→この世にあるものは、基本的に全て不条理だから=変化する、諸行無常

→不条理である、ということは不条理ではない(当然と認識すべき)=縁起論

・自由と幸福は相容れない

→なぜなら、自由は一人で感じるものであり、幸福は誰かと分かち合うものだからだ

→幸福とはバーチャルである

・不安であり、不満であり続ける理由は、我々が思想を持っていないということ。

→思想を持つことにより、日々の行動や言動にフィードバックがかかる