榊淳司:2025年東京不動産大暴落

 

2025年東京不動産大暴落 (イースト新書)

2025年東京不動産大暴落 (イースト新書)

 

 評価:7点

 

非常に分かりやすく、今の不動産バブルのことが書いてある。

書かれている内容が本当だとすれば、今は間違いなく買い時ではないのは確実。

 

・黒田バズーカ

①2013年4月 金利の引き下げとマネタリーベースの増加

②2014年10月 マネタリーベースを80兆円まで増加させる

アベノミクスが始まるまでマネタリーベースは約100兆円

→2017年のマネタリーベースは約437兆円・・・黒田総裁になって4倍に増加

→お金は銀行にブタ積みされることになる

③2016年1月 マイナス金利導入

→銀行はお金を貸し出さなくてはならない状況へ

→不動産へ資金が流入。平成バブルを凌ぐお金が流れた。

金利が下がると不動産価格は上がる。金利が上がると、不動産価格は下がる

・日本の国土の8割には買い手がつかない

・局地バブルは、本来の住みたいという需要を伴ったものではなく、富裕層の相続税対策や外国人の爆買いによって発生している

・賃貸住宅の賃料はバブル化しない=需要と供給のバランスが一致しているから

・晴海と勝どきは、銀座への絶対距離が近いので今後大いに発展する可能性あり

・武蔵小杉の相場観は不健全

・取り壊される住宅は日本が30年であるのに対してアメリカは55年、イギリスは77年。=日本人は新築好き

・タワマンは危険=上層階の住民ほど生存率が下がる

・日本の不動産は、値下がりすることはあっても値上がりすることはない

・固定金利でローンを組むべき