北海道の新冠町にある大林ファームでの物語。
このストーリーに心揺さぶられたのはいくつか理由がある。
色々あるので、敢えて箇条書きにする。
・主人公で牧場主である大林弘明さんの表情
→自分とそんなに年齢も離れていないから、なんとなく親近感があって。
純朴な感じが伝わって凄く良いんですよね。
特に、自身の誕生日に子供からお祝いをもらって涙ぐむシーンなんかはグッと来た。
決して明るくは無いんだけど、それが逆に記憶に残ったのかもしれない。
・奥様の健気さ
→これもまた、良い奥様で。
旦那さんを率先して盛り上げようとするし、情に厚いし、本当に姉さん女房という感じ。
子供2人も含めて、本当にいい家族だと思う。
・良い時も、悪い時も淡々と日常は過ぎる
→8年間だったかな。このドキュメンタリーで追っていて。
悪い時はどん底に悪くて、全然ツイてないし不幸も重なる。
だけど、その2年後とかにもう一回取材すると、割と調子良くて本人も明るい。みたいな。
もちろん、日々は連綿と続いてその時々で辛い・嬉しいはあるんだけど。
長いスパンで見れば、そりゃ良い時も悪い時もあるよねって割り切れてしまう感じがする。
ザ・ノンフィクションは毎週見ているんだけど、結構変化の激しい人の話が多い中、こうして日常を淡々と過ごしていく中での、光と陰を追うようなものって少ない気がして。
凄く希望の湧く回でした。