名越康文:心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」

 

心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」  角川SSC新書

心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」 角川SSC新書

 

 評価:8点

 

読了後に、自分の中のモヤモヤがクリアになった気がしました。

また後日読み返したい。

 

・虚無な心の拠り所として、日本には宗教が根付いていない

・戦前の日本では、自然な形で宗教性が民衆の間に浸透していた

 →お坊さんや村長など「徳のある人」がワンランク上の価値観を語り、実践をしている

 →かつての日本社会には全体の調和を支えるものとして存在していた

・人間の充実感は、「過程」の瞬間にしか得られない

 →「今、ここ」の過程に集中する=ストレスから逃れる唯一の方法は集中力を高めること

 →朝起きてから1時間の間にどれだけ意識を上げられるかが重要

・心が解放された感覚を知っておく

 →この感覚を覚えておくと、ジャックが繋がりやすくなる

・うつというのは、ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいる状態

 →「頑張る」をそういう状態だと履き違えてしまう人がいる

・外的な事実ではなく、自分自身で生産しているものに翻弄され続けていることが、実は人間の精神活動の根本にある

 →頭の暴走を食い止めるには、意志の力しかない

・心の幸福を保つためには、「こだわらないこと」が一番肝要

・「これもまた過ぎ去る」・・・幸福も悲しみも過ぎ去る=今、ここに集中する

・コミュニケーションがうまくいかない時

 →自分の中のネガティブな思考、怒りや暗い気持ちをことごとくカットしていく。地道にやる

 →はるか上空から、神様や仏様のような視点で見るイメージを作る

・「所詮、ただの仕事だ」と思い直すことが重要

 →人生を幸福にするための仕事。「普通に構えていこう」としっかり自分に呟いてみる

・「これをやりたいから独立した」という人は少ない。「まず独立したい」という欲求があって、そのあとで仕事を探している場合が多い

・地獄は自分の心の中にある