あと4分で2022年が終了する。
今年の年末は、あまりにも「年末感」が無かった。
今の会社は7月始まりなので、まさに1月からがQ3の折り返しであるという事。
気温が温かく、あまり正月っぽくない事。
忘年会が一つも無く、旅行にも行かず、年末らしいことを一切していない事。
色々あると思うが、間違いなく言えるのは、40歳にもなって感受性が乏しくなったということだろう。
昔は、年末は得も言われぬ緊張感があったというか、なんか名残惜しく過ぎていく年を思い返したりしていたり。
新しく来る年に向けて、ふつふつと野望を抱いたりしていたような気がする。
と言いつつ、こうして今年も嫁の実家にお邪魔して、ゆっくりして、走ったり本を読んだりして、こんな感じで一年を締めくくっている訳なので、例年通りという気もしなくもない。
しかし、自分のモットーとして、必ず1年の中で「これをやった」「このことに挑戦した」と言える何かを、必ずひとつは作ることにしている。
2022年のトピックスとして最も大きいのは、間違いなく転職だろう。
転職して10か月を振り返ってみると。
最初の4か月は絶望しかなかった。
でも今となっては、未だに自分がしている仕事に自信は持てていないんだけど、仕事や職場が好きだという気持ちは芽生え始めている。
なんだろう。こんな職場にこれまで居たことが無かった。
周りにいる人が、全員真剣にお客さんのことを考えていて、政治的なとか、忖度とかで一切動いていない。
部署を超えても、「一緒に頑張ろう!」みたいな回答が来て。
めんどくさい相談にも、必ず答えてくれて。
これまでの職場だと、まず新しい話を持っていくとめんどくさそうな顔をされ、つべこべ言われて企画は通らないし、あれこれ修正が入るし。
今思い返しても気が滅入るくらい、「これ、誰のための仕事?」というものが多かった。
そういうストレスが一切ない。
もちろん、プレッシャーはめちゃくちゃあるけど、以前の職場に比べて圧倒的に心の充足感がある。
協力的な人が職場に沢山いるという事実に、たまに涙が出そうになる。
上司も、ヤバい。
愛想は無いし、正直苦手だけど、言う事がめちゃくちゃ正論だし、凄く顧客価値を第一に考えていて200%共感できることしか言わない。
だから、厳しい言葉をもらっても、凄く嬉しいし、ひとつひとつが刺激になる。
そんな人、これまでに全くいなかった。
安住の地を離れたことによる不安は、正直ある。
退職金も無い、福利厚生も無い。
そして、ずっとこの会社で定年まで働くことは多分ない。
そんな一歩を踏み出した。
けど、その一歩目は、間違いなく正しかった。
今の会社に転職出来て、心底良かった。少なくとも、自分がこうありたいという姿に、一歩近づくことができた。
自分がこうありたいと思う姿。
前の会社から転職する時にうっすらと考えていたのは、1年目は仕事に没頭して、2年目から副業を始めて、徐々にその副業を広げていく、そして3年経ったらある程度副業で稼げる目途が経っている、というものだった。
ぼんやりとではあるが、ずっとその思いは消えていない。
まだ副業のネタも決めてないし、見つかっていないけど、ずっと頭の片隅にある。
「一歩近づくことができた」と書いたのは、自分の目指す姿において、ずっと「自分で作ったものを、自分で売りたい」という想いがあった。
それは、お客様にどのような価値を提供できるのか?を真剣に考え、自信を持って提示できることだと思うから。
その考え方の「様式」を、今の職場では学ぶことができている。
だから今は、もう少し自分の仕事で走り続けたい。
新しい仕事を任されていることもあるが、何と言っても吸収できるインプットの量がとても多い。
新しいことの発見ばかりで、まだまだ知りたいことがたくさんある。
副業のことについて考えるのは、もう少し先でも良いかもしれない。
まずは、「お客様に価値あるものを提供する」とは、どういうことなのか?自分なりに熱意を込めて探索していきたい。
そんな2022年の終わりでした。
2023年の抱負は、また明日書こうと思うけど。
今色々書いていて気付いたのは。
「年末感」が無いことの、実は最も大きな要因は「心の火が燃え続けているから」なのかもしれない。
これまでは本当に、仕事に追われて、年末に逃げ込む感じだったけど。
沢山本を読んだり、考えたり。前向きに年末を過ごしている気がする。
2022年、幸せでした!